テネレ700のサスペンションをツアラテックサスペンションに交換してみました。

テネレのノーマルサスはなかなか乗り心地も良いのですが入力が大きいときのストロークスピードが高く不安定になってしまう場面も多いところが不満に思っていました。

今回ツアラテックサスペンションがリリースされたのにあわせて当店のテネレ700のサスも入れ替えてみようと言うことになり早速注文。

テネレ用のサスセットはいろいろありまして、リヤショックはリザーバー付きとリザーバー無し、フロントはプログレッシブスプリングとカートリッジフォークがラインナップされています。さらにノーマル比−35mmのローダウンシステムもあるんです。

今回取付したのは標準車高のフロントプログレッシブスプリングとリヤはリザーバータンク付きの「エクスペディションセット」をチョイスしました。ちなみに品番は 01−632−5879−0 です。

取付作業は意外とスムーズでした。

リヤショックはタイヤを外さずも交換できます。フロントフォークスプリングも比較的簡単に交換可能で前後交換するのにはグリスアップなども含めて実質3時間程度でした。

交換作業のタイムラプス

リヤショック、奥側がノーマル手前がツアラテックサスペンションです。

ツアラテックサスはコンプレッション側はハイスピードとロースピードの調整が出来ます。リバウンド側調整ももちろんあります。

こちらはツアラテックサスのフォークスプリング プログレッシブ特性で手前側は細かな振動を吸収し奥側がしっかりと全体を支える構成です。

上側がツアラテックサスペンションのプログレッシブスプリング、下側がノーマルです。コイルピッチが連続的に変わっているのが分かります。

さて、サスペンションを変えてのインプレッションです。

 

【高橋店長】

第一印象は車体の剛性が上がったかのようなしっかり感。これはオフロードに入ると安心感に変化し、様々なシチュエーションで加減速を積極的に出来る感じがしました。ノーマルのソフトさとは違って全体的にダンパーが効いている感じは車体の姿勢変化も少なくライダーの疲労軽減にもつながるだろうと思いました。

 

 

【水谷】

違いが分からない男の私でも明らかに違いが分かるほどの違いがありました。まずオンロードを走り出してブレーキをかけた際のノーズダイブが大幅に減少。サスペンションのストロークスピードがしっとりと抑えられていることで安心感とブレーキコントロール性が向上しています。今回は軽い林道走行をしたのですが車体剛性がワンランクアップしたような感じで安心してブレーキングが出来るようになりました。小さなギャップを超えるときのリヤタイヤの落ち着きも向上していてスライドコントロールもやりやすくなりオフロードでも安心して開けられるマシンに変化しました。大げさに言えば大柄なKTM-EXCFのようなスポーツ性の高いハンドリングになったと思います。林道ならば相当アベレージが上げられる車両になりました。

近々試乗会も行いますのでテネレユーザーの皆様ぜひ体験してみて下さい。

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